スイカを食べると、髪の毛がボーボーになる!
・・・とまでは言えませんが、実は、薄毛・抜け毛対策ができる果物の一つです。
栄養豊富で血行促進させる成分が含まれるため、スイカを摂取すると、髪や頭皮にいい働きがあります。
育毛をされている方は、積極的に摂取されてくださいね^^
スイカの育毛にいい成分とは?
シトルリン
スイカに含まれる成分、「シトルリン」には、血管を拡張して血流を良くする作用があるため、髪や頭皮に栄養を届けやすく、薄毛、抜け毛の予防ができます。
ただし、即効性には期待できないので、長期的に摂取することが前提となり、1日あたり1000mg前後が必要になります。
シトルリンは、果肉よりも皮の方が2倍の含有量があるので、スイカの皮は捨てずに漬物にして再利用されてくださいね。
また、血管を強くする作用があることから、スーパーアミノ酸とも呼ばれ、持久力や運動パフォーマンスを向上にも役立ちます。
他にも、体内の老廃物を排出するデトックス効果、筋力・精力増強、むくみ・冷え性改善に期待できます。
リコピン
リコピンには強い抗酸化作用があるので、髪の老化を抑え、薄毛・抜け毛の予防に期待できます。
ちなみに、スイカに含まれるリコピンの成分量は、なんとトマトの1,4倍!
リコピンと言えばトマトが代名詞なだけに、この事実にはホント驚かされましたね^^
カリウム
直接的な育毛効果はありませんが、カリウムにはストレスを軽減してくれる作用があるので、ストレスによる薄毛・抜け毛対策に役立ちます。
また、むくみの予防・改善、高血圧の予防、筋肉を保つ効果にも期待できる成分です。
スイカは薄毛・抜け毛対策だけじゃない!
システイン
シミ・色素沈着の原因となるメラニン色素の生成を抑制する成分です。ビタミンCと一緒に摂取すると、より効果に期待できます。
健康食品やサプリメント等に、美白成分として配合されることが多いです。
イノシトール
体内でもつくられるビタミン様質。コレステロールを抑え、血流改善に期待できる成分です。また、動脈硬化や脂肪肝を防ぐ働きもあります。
マンノシターゼ
糖質が脂肪に変化・蓄積するのを防ぎ、分解してくれる酵素になります。また、血糖値の上昇を抑える作用にも期待できます。
スイカは種もスゴイ!!
スイカは果肉や皮だけではなく、種にも豊富な栄養が含まれているんです!
植物性脂肪酸
動脈硬化や皮膚炎を予防する作用に期待できます。ただし、過剰摂取すると、アレルギー症状やガン発症のリスクが上がります。
リノール酸
体内では作られない必須脂肪酸の一つです。炎症を防ぎ、肌本来の保湿力を上げてくれる作用があります。
ちなみに、ベニバナ油から抽出されたリノール酸Sは、美白効果のある成分として認められています。
タンパク質
髪の成長に欠かせない栄養素の一つです。とくに、タンパク質は髪の組織を形成している重要な成分になります。
モリブデン
肝臓や腎臓にあるミネラルです。貧血や食道ガンを予防する効果に期待できます。
ただし、過剰摂取すると高尿酸血症の発症リスクが高くなり、不足すると頭痛、夜盲症が起こりやすくなるというデメリットがあります。
ビタミンB1、B2、B6
B1:エネルギーを効率よく代謝し、疲労回復に期待できます。
B2:皮膚や粘膜の生成に必要になる成分。ダイエット、糖尿病予防にも役立ちます。
B6:動脈硬化や脂肪肝の予防、アレルギー症状を抑える作用があります。
ビタミンE
抗酸化作用があるため、血行促進、シミ・色素沈着の予防、皮膚の生まれ変わりをサポートする働きがあります。
また、動脈硬化の予防、更年期障害の症状を抑えます。
銅
活性酸素を取り除き、骨の形成をサポートする働きがあります。
スイカの種の食べ方!
でも、どうやって種の栄養を摂取したらいいの?という方のために、「種の食べ方」を書いておきますね^^
2、種をむいて、中の白い種を出します。
3、フライパンで弱火にかけて数分炒り、種が膨らんだところで終了です。
4、お好みで塩を振り完成。
ピーナツのような味がするので、普通に美味しいですよ^^
ちなみに、中国ではスイカの種をおやつ代わり食べるのですが、日本のスイカの種よりも、はるかに大きいです。
ちなみに、こちらが中国のスイカの種↓↓
ヒマワリの種みたいです^^;
副作用・注意点はある??
スイカには、身体を冷やす作用があるため、腹痛や下痢になりやすいです。
水分を多く含んでいるので、体内の消化液が薄くなり、消化力が低下する恐れもあります。
また、脾臓と胃がダメージを受けやすく、食欲不振や消化不良を起こしてしまいます。
カリウムを多く含む果物なので、腎臓が弱い方は避けた方がいいですよ^^;